2020.12.18
「新潮 2020年12月号」に掲載された尾崎世界観『母影』が第164回芥川賞の候補作に選出されました!
そして、『母影』の単行本を2021年1月29日(金)に発売します。
<『母影』について>
私は書けないけど読めた――お母さんの秘密を。
行き場のない少女は、カーテン越しに世界に触れる。
小学校でも友だちをつくれず、居場所のない少女は、母親の勤めるマッサージ店の片隅で息を潜めている。お客さんの「こわれたところを直している」お母さんは、日に日に苦しそうになっていく。カーテンの向こうの母親が見えない。
少女は願う。「もうこれ以上お母さんの変がどこにもいかないように」。
【作品情報】
タイトル:『母影』
著者:尾崎世界観
出版社:新潮社
発売日:2021年1月29日(金)
予価:1,300円+税
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