仮のまま定着したような愛情で
リリース情報
「仮のまま定着したような愛情で」
発売日:2026年5月27日(水)
2025年にホール&ライブハウス15公演、アリーナ4会場8公演というキャリア史上最大規模の全国ツアーを行ったクリープハイプ。
2026年は、改めてバンドらしい制作スタイルで作り上げた全新曲・5曲入りの新作EPをリリース。
ライブハウスツアー2026「あのころ一番熱いのは君の口の中だった」とともに、改めてバンドとしての姿勢を提示する作品となっている。
収録曲
全5曲(初回限定盤・通常盤共通)
- タヌキネイリ
- 私の歌 先行配信
- 痛々しいラヴ
- 口の中
- 生きてみます
CD+DVD
価格:¥2,200(税込)
- ジュエルケース
- 歌詞ブックレット
- CD(全5曲収録)
- DVD
・「太客倶楽部」会員限定ライブ『ひめはじめ8』メイキング&ライブダイジェスト映像 2026年1月15日(木) 下北沢DaisyBarにて
・レコーディングメイキング映像 2026年1月19日(月) TUPPENCE STUDIOにて※本映像はプレイパスでもお楽しみいただけます。
品番:UMCK-1828
ライナーノーツ「時は愛を変える、変わったその先」/井戸川射子(詩人・小説家)
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あそこの白いカーテンにベランダの、ふと木漏れ日かと思ったけど、小物用の、洗濯物干しの影が浮いているだけだった。洗濯バサミを連ねる部分が枝で、干してあるものが葉で、微動している。今というのは、過去と未来が同時に起こっている時かなと思いながら、朝焼けの中、『仮のまま定着したような愛情で』を、一曲一曲聴いた。家の中のイメージから始まる、プライベートな部分だ。もしくは家でなくてもっと狭い、人一人の中という、かなり閉じられた部分の歌が多いというのが、クリープハイプの特徴でもあるだろうけど。
「タヌキネイリ」
尾崎世界観の声から始まる、細かい粒子でできてるような声だと。背中ってスクリーンみたいに広い、撫でやすいしがみつきやすい部分だなあと。これがこの、「君」と「君」の二人の、別れに繋がっていく歌なのかは分からない、だって「君の歯ぎしりで切れた ちょっとうしろめたい過去と今を繋ぐ糸」で、うしろめたい過去が、ここにいない「あの女」とのなのか、もう「この女」が過去なのか、どちらにでも取れて。奇跡っていうのが、二人でこうしていられることだと、忘れているような二人の、引き伸ばされて瞬間性を失ったような瞬間。貞子と狐と狸では、朝になったら跡形もなくいなくなっていそうだが、それだから夜にしがみついたって、どうしようもないことを、「君」たちも知ってるんだろう。
「私の歌」
聴いてこれこそ私の歌だと、胸を張って言える歌を見つけた時の嬉しさ。自分に自信がなくて、自分のおすすめのものをひけらかせないのだ、歌の問題ではなく私の問題なのだ。ファンを肯定してくれるようなこの歌詞、尾崎世界観が「ぶっ殺す」と使う、他では「天の声」での、「それなら曲の中でぶっ殺すから」でも、歌で何かを決定的に変えるということができるという意気込みだろう、笑うもの叩くものを、死にたい夜を。好きなものを好きと言える幸福を噛み締めていよう、好きなものが存在してくれるっていう奇跡から、それを感受できる自分が存在している幸福に遡っていける。好きなものに付随してくる愛しい思い出を、私たちは覚えているだろう。
「痛々しいラヴ」
この曲は亡くなった、漫画家の魚喃キリコさんに向けて書いたという。イントロだけでこんな寂しい。クリープハイプって、魚喃さんの漫画に出てくる男の子の雰囲気だねと、聴いてる方は微笑む。情景が浮かぶような歌である、細やかな情景描写により物語めく。「思い出すのは自分のことばかり」、周囲の感じるものは全て、自分に感情を湧き起こらせるために存在しているともいえる。私が考えるための糧に他人が存在するわけじゃないけど。人が何か思い出す手掛かりに、自分の作品が使われるってことは、作り手としてはかなり、そうかそうか良かったなあと思えることだから。優しい声の「おやすみ」が、私たちを慰めてくれる。死にたい夜というのも、死ぬことが怖いという夜も、どちらも紛れもなくあるのだろう。
「口の中」
感情はいくつもあり、取り出した一つの感情だって、いろんなものが混じっていてまだ分割できる。「僕は勘で君を慰める」し、「君」だって勘で泣いてるに過ぎないというか。「怒っていてもなぜか笑ってしまう」っていうのは、我が子に怒ってる時とかもそうなるけど、それって愛の頂点、突き当たりってことなのかなあと。そこまで行けた二人にでもさよならがあるなんて、頂にまで突き当たったからだろうかと、終わりというものについて考える。今が空虚でも、記憶は空虚ではないはず。さよならの味は、苦いか爽やかか、甘くもあってほしいというのは、過ぎたる願いではないだろう。さっきの曲は「おやすみ」でこれは「さようなら」で、「さようなら」って言い慣れてないからか、言う時ふわふわしてしまう。
「生きてみます」
曲がゆっくりと、聴く者の歩みに合わせてくれるようだ。「そんな時」について考えてみたい。「泣きたくなるほど嬉しい日々に 一つになれないならせめて二つだけでいよう 夜にしがみついて朝で溶かして」が、「そんな時」に繋がるとすれば、それぞれ過去のアルバムタイトルで、過去からやって来た励ましである、これらは私たちファンの、「好きな歌」たちであって。過去というものを持っているから、生きてみると思えるというような。私なんかは、皮肉のような小説の題名をつけることも多いんだけど(「共に明るい」とか、別に明るくない小説に)、この「生きてみます」は意志だろう。「そんな時」が、もし来なかったとしても今を生きてる、笑う理由も泣く理由もいくつでもある中で。
『仮のまま定着したような愛情で』というこのアルバムタイトルも存在感強く、時というものを感じさせる。愛情は仮で始まり、定着した、その後どう続いていくか。君への、歌への、様々な愛情。最初に出る反応はいつも、仮の対応みたいなものだから。最近のライブで尾崎世界観が、曲はそれを聴いていた昔を思い出させる、と言っていた、思い出は時を経て確定していく。歌は時を操る、こんな短い時間でも心動かす、ほら木漏れ日もまだあそこにある。
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チェーン別購入者特典
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- HMV
【仮のまま定着したような歌詞付箋(タヌキネイリ ver.)】- クリープハイプオンラインショップ/UNIVERSAL MUSIC STORE
【仮のまま定着したような歌詞付箋(私の歌ver.)】- タワーレコード
【仮のまま定着したような歌詞付箋(痛々しいラヴver.)】- ヴィレッジヴァンガード
【仮のまま定着したような歌詞付箋(口の中ver.)】- TSUTAYA RECORDS
【仮のまま定着したような歌詞付箋(生きてみますver.)】- セブンネット
【アクリルカラビナ】- Amazon.co.jp
【メガジャケ】- 楽天ブックス
【ジャケ写 缶バッジ】- その他・一般店
【B2告知ポスター】- 上記のショップにて2026年5月27日(水)発売のEPをご予約・ご購入のお客様に、先着で上記オリジナル特典をプレゼント。
- 特典は数に限りがございますので、発売前でも特典プレゼントを終了する可能性がございます。
- 特典は商品と一緒にお届けいたします。

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ライブハウスツアー会場限定 EP
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